日本とアメリカ野球の違い。ストライクゾーンを比較

どのスポーツにも言えることですが、審判のクセによって試合結果が左右されます。野球も同じで、それが顕著なのはストライクゾーンでしょう。ストライクゾーンは、打者の肩とズボン上部の中間点から膝頭までが高低の、ホームベースの幅が左右の端になります。投球が一部でもゾーンを通過すれば良いのです。これが原則ですが、審判によっては、このゾーンが上下左右いずれかに若干ズレることがあります。

これは日本とアメリカに関しては顕著で、日本では比較的ルールに則って運用されますが、メジャーリーグでは高めと内角はストライクゾーンが狭く、そのぶん低めと外角は広くなっています。

これは危険球を防止し、打者を守るためとされます。日本よりも戦う姿勢が前面に出る傾向があり、メジャーでは報復的に打者に向かって投球する投手がいます。

万が一頭部に当たると重大な事故になりかねません。そこで打者の頭部に近いゾーンを狭くしているのです。日本から海を渡ってプレーするプロ野球選手が戸惑うのは、このゾーンの違いで、外角の遠い球を見送って三振するのを良くみかけます。これは日本ではボールであり、仕方ないことでしょう。