日米のプロ野球で活躍する選手の年齢を比較
日本とアメリカのプロ野球において、活躍している選手の年齢はそう大きく変わりません。二十代中頃から全盛期を迎え、三十代前半まで第一線で活躍するというのは同じです。ただ、日本のプロ野球とメジャーリーグを比較した場合、日本の方が高齢の選手を大切にする傾向があります。これはなぜかというと、フランチャイズプレイヤーが多いからです。
フランチャイズプレイヤーとは、球団の生え抜き選手、あるいは精神的な支柱となっているような選手のことで、能力がかなり衰えてもここ一番の代打で使われ続けるということがよくあります。投手であれば、四十歳を過ぎても先発投手として大事にされます。
メジャーリーグの場合、同じチームで20年プレイしているというようなフランチャイズプレイヤーはかなり少なく、いい選手はすぐに他球団に売られしまい、衰えたらすぐ解雇されるため、四十歳を過ぎた高齢の選手が試合に出続けるのはかなり珍しいことなのです。